2025年8月26日火曜日

方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃さ れかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。

 この有名な一節は、ゲーリングの“法廷での証言”ではなく、ニュルンベルク収監中に米軍の心理学者ギュスタフ・ギルバートと交わした私的な会話を、ギルバートが『ニュルンベルク日記』(1947)に記録したものです(1946年4月18日の会話/同書 pp.278–279)。SnopesWikipedia

整形した日本語(要旨)

政策を決めるのはその国の指導者だ。人びとはいつでも指導者の思いどおりに動かされる。やり方は簡単だ――自分たちが攻撃されていると知らせ、平和主義者を「愛国心がない」「国を危険にさらす」と非難すればよい。どんな国でも同じだ。

英語(要点)

“The people can always be brought to the bidding of the leaders.”
(中略)要は「攻撃されている」と言い、平和主義者を「不忠だ」「国を危険にさらす」と貶めればよい、という趣旨です。出典:G.M. Gilbert, Nuremberg Diary (1947), pp.278–279。SnopesWikipedia

※この語りはしばしばネットで脚色・改変されますが、原典は上記書籍の該当箇所です。信頼できるファクトチェックも同旨を確認しています。reuters.com