オペアンプは2つの入力(非反転V+と反転V-)の電圧差を大きく増幅するICで、負帰還(出力の一部を戻す)をかけることで、安定した目的の動作をさせます。代表例は、反転増幅(ゲイン=-Rf/Rin)、非反転増幅(ゲイン=1+Rf/Rg)、バッファ(入力を壊さずそのまま出力)、加算・減算、微分・積分回路などです。理想モデルでは「入力に電流はほぼ流れない」「負帰還時はV+≒V-」とみなせます。実際のオペアンプは電源範囲・帯域・オフセット誤差・出力電流などに限界があるため、用途に合う素子を選ぶ必要があります。