2016年6月4日土曜日

シャノン烈伝:クロード・シャノンと情報理論──「情報=ありそうにない部分」

情報は、予測できない“ありそうにない部分”に宿る。クロード・シャノンが切り拓いた情報理論は、メッセージの意味ではなく確率に注目し、情報量(エントロピー)を測る物差しを与えました。のちにフォン・ノイマンが「それをエントロピーと呼ぼう」と示唆した逸話も広く語られます。この記事では、この核心を一段だけ深く噛み砕き、関連書籍『天才数学者はこう賭ける』への橋渡しも短く添えます。

天才数学者はこう賭ける―誰も語らなかった株とギャンブルの話


シャノンが見てとったことで最も過激だった点は、意味はどうでもいいというところだった。
情報が存在するのは、送り手が、受け手がまだ知らず、予測もできないことを言っているときにだけだ

フォン・ノイマンがシャノンに言うには、「エントロピー」を使えば、論争に負けることはありえないという---誰も本当には「エントロピー」の意味を知らないからだ。

メッセージの大事なところは、そのメッセージの中のありそうにない部分のことである。

エディブルフラワー 花食生活のすすめ

永久運動の夢

永久運動の夢 (ちくま学芸文庫)


フリーエネルギー、UFO、第3起電力で世界は大激変する 永久機関の原理がすでに見つかっていた(超☆わくわく)


永久機関 附・ガラス建築―シェーアバルトの世界


本書は、人類が追い続けた“永久機関”の発明史を、豊富な図版と逸話でたどる一冊。詐術から真剣な探索までが交差し、やがて熱力学の法則が鍛えられていく過程が見えてきます。ここではちくま学芸文庫版の基本情報、内容の要点(3点)、そして入門的な**用語メモ(第一種/第二種永久機関)**を簡潔に整理し、関連記事へ道筋を付けます。初学者の「なぜ不可能なのか?」にも最短で届く要約です。筑摩書房+1