TidalCycles / Strudel 系は「コードで時間のパターンを書く」ライブコーディング音楽の系統で、同じ“パターン言語”の発想を Haskell本家(TidalCycles) と ブラウザ版(Strudel) で使い分けられるのがポイントです。
TidalCycles(本家)
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Haskell上で動くパターン言語で、リズムや音列を関数で合成・変形しながら演奏します。
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音作りは多くの場合 SuperCollider / SuperDirt 側で鳴らし、TidalがOSCなどで制御します(いわゆる「パターンはTidal、音は外部」構成)。
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公式ドキュメントの導入に「必要コンポーネント(Git / Haskell / SuperCollider / SuperDirt / エディタ)」がまとまっています。
向いている場面
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しっかりした制作環境で、外部シンセやセットアップ込みで強く運用したい
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Haskell側の表現力や拡張も含めて深掘りしたい
Strudel(ブラウザ版・公式ポート)
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ブラウザで動くライブコーディング環境で、TidalCyclesのパターン言語を JavaScriptで実装した公式ポートです。
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まずはWeb上のREPLで即プレイでき、学習ページも公式に用意されています。
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内蔵のWeb Audioシンセ(SuperDough)で鳴らせるほか、MIDI / OSC / MQTT にも出せます。
向いている場面
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インストール無しでまず触りたい、ワークショップや授業、短い検証
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ブラウザで完結しつつ、必要なら外部機材にも繋げたい
補足(開発拠点の移動)
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StrudelやTidalのGitHubリポジトリは Codebergへ移行している案内があります(GitHub側はアーカイブ扱い)。
ざっくりした違い
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TidalCycles: 本格環境(Haskell + SuperCollider/ SuperDirt)で強い。セットアップは重め。
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Strudel: ブラウザで即開始。Tidalの発想を最短で体験できる。I/Oも拡張可能。
最短の始め方(おすすめルート)
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まず StrudelのREPL を開いて、学習ページの最初の例を動かす
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「パターンを関数で変形する感覚」が掴めたら、必要に応じて TidalCycles のセットアップへ進む