2026年2月13日金曜日

Corewarの進化系統

第1世代(1980s)

Corewar

メモリ上の戦争

1970年代後半から1980年代にかけて生まれた、プログラム同士が仮想メモリ空間で戦うゲーム。戦車や兵士ではなく、自己複製や爆撃を行う「コード」そのものが戦う。現代のAI対戦ゲームや人工生命研究の原点といえる存在。


第2世代(2000s)

Robocode

AIロボット対戦

Javaで書いた戦車ロボット同士を戦わせるプログラミングゲーム。プレイヤーはロボットの動きや射撃をアルゴリズムで制御し、対戦を通じて戦略を改良する。Corewarの「コードが戦う」という思想を、視覚的で教育的な形に発展させた作品。

Robocode公式サイト


第3世代(2010s)

Screeps

オンラインAI戦争

JavaScriptで兵士や基地の行動を自動化し、常時オンラインの世界で他プレイヤーのAIと戦うゲーム。プレイヤーは戦闘そのものではなく、戦争を動かすコードを書く。Corewarの思想を「持続する世界」に拡張した作品。

公式
https://screeps.com


Halite

競技型AI対戦

グリッド状の宇宙で資源を集め、領土を広げるボット同士の対戦競技。任意のプログラミング言語でAIを実装でき、ランキング形式で競い合う。現代のアルゴリズム競技の代表例。

公式
https://halite.io


第4世代(2020s〜)

Battlecode

大学発AI戦争競技

MITが主催するAI対戦コンテスト。仮想ロボットの行動をコードで制御し、資源や地形をめぐって戦う。学生を中心に長年続く競技で、現代の「教育版Corewar」ともいえる存在。

公式
https://battlecode.org


AI League(CodeCombat)

eスポーツ型プログラミング対戦

PythonやC++などでAIキャラクターを作り、リーグ形式で戦う教育向け競技。初心者から参加できる設計で、プログラミングと対戦ゲームを融合した新しい学習形式。

公式
https://codecombat.com/league


LLM進化Corewar

AIがコードを進化させる時代

近年は、大規模言語モデル(LLM)がCorewarのwarriorを自動生成・進化させる研究も登場。人間が戦略を書く時代から、AIが戦略を進化させる時代へと移行しつつある。Corewarは再び最先端の研究対象となっている。

例(研究紹介)
https://pub.sakana.ai/


まとめ(1行ずつ)

  • Corewar:コードが戦う原始形態

  • Robocode:視覚化された教育型対戦

  • Screeps:常時オンライン戦争

  • Halite:競技型アルゴリズム対戦

  • Battlecode:大学発AI戦争

  • AI League:教育eスポーツ化

  • LLM Corewar:AIが戦略を進化