2026年2月14日土曜日

TBARS値(Thiobarbituric Acid Reactive Substances) 食品中の脂質の二次酸化生成物を測る指標で、主に**マロンジアルデヒド(MDA)**の量を推定します。

 TBARS値は、肉や魚の脂がどれだけ古くなったかを調べる検査法です。脂が酸化してできる物質が、試薬と反応して赤くなる性質を利用します。この方法は食品の鮮度や保存状態を調べるために考えられ、加工肉や冷凍魚などの品質管理でよく使われています。


TBARS値(Thiobarbituric Acid Reactive Substances)
食品中の脂質の二次酸化生成物を測る指標で、主に**マロンジアルデヒド(MDA)**の量を推定します。

概要

  • 脂質が酸化すると、最初に過酸化物などの一次生成物ができる

  • さらに分解が進むと、マロンジアルデヒドなどの二次生成物が発生

  • TBARS法では、これらがチオバルビツール酸(TBA)と反応して赤色化する性質を利用し、吸光度で定量します

特徴

  • 単位:mg MDA/kg(食品)などで表すことが多い

  • 値が高いほど酸化が進行していると判断される

  • 特に

    • 肉製品

    • 魚介類

    • 加工食品
      品質評価や保存試験で広く使用されます

他の酸化指標との関係

  • POV(過酸化物価):一次酸化生成物

  • TBARS値:二次酸化生成物
    (酸化の進行段階が異なる指標)

要するに、TBARS値は**「脂が古くなって分解臭が出始めた段階」を数値化した指標**です。