TBARS値は、肉や魚の脂がどれだけ古くなったかを調べる検査法です。脂が酸化してできる物質が、試薬と反応して赤くなる性質を利用します。この方法は食品の鮮度や保存状態を調べるために考えられ、加工肉や冷凍魚などの品質管理でよく使われています。
TBARS値(Thiobarbituric Acid Reactive Substances)
食品中の脂質の二次酸化生成物を測る指標で、主に**マロンジアルデヒド(MDA)**の量を推定します。
概要
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脂質が酸化すると、最初に過酸化物などの一次生成物ができる
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さらに分解が進むと、マロンジアルデヒドなどの二次生成物が発生
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TBARS法では、これらがチオバルビツール酸(TBA)と反応して赤色化する性質を利用し、吸光度で定量します
特徴
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単位:mg MDA/kg(食品)などで表すことが多い
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値が高いほど酸化が進行していると判断される
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特に
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肉製品
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魚介類
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加工食品
の品質評価や保存試験で広く使用されます
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他の酸化指標との関係
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POV(過酸化物価):一次酸化生成物
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TBARS値:二次酸化生成物
(酸化の進行段階が異なる指標)
要するに、TBARS値は**「脂が古くなって分解臭が出始めた段階」を数値化した指標**です。