絵解き 国宝六道繪『往生要集』の世界―前編 DVD-ROM
地獄百景
- 中国の山東省に泰山という山があってそこにいる泰山府君という支配者が人間の寿命を「禄名簿」という帳簿で管理している。
- 仏教の地獄思想が中国に伝わったのは3世紀ごろ
- 仏教の地獄が、中国の泰山の信仰と融合して泰山地獄のような地獄文化が登場する
- 泰山府君を頂点とする泰山地獄の管理機構は、中国の官吏機構をそのまま移し替えたものだった。
地獄絵を旅する
- 「往生要集」には閻魔大王に関する記述がほとんど無い
- 閻魔が今日風の中国風のいでたちになるのは１２世紀、日宋貿易後
地獄草紙
- 平安時代末期に後白河法皇が六道を主題とした絵巻の製作を企画した
- 絵巻の７巻と８巻には日蔵という僧侶が地獄で醍醐天皇に会うという話がある
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