マルクスその可能性の中心
- 「思想家が変わるとは文体が変わるということにほかならない。論理的内容が変わっても文体が変わらなければ、彼はすこしも変わっていない」
- 「彼の方法は、デビューして以来、一貫している。哲学や文学から横断的に引用し、批評対象をカント流の二律背反に追いこみ、その無根拠性を明らかにする」
- a.マルクスとヘーゲル哲学の二律背反の転倒ストーリーとして読む
- b.マルクスとニーチェの相関関係の顛末として読む
- c.マクベス論を骨子に、柄谷の作品史上で「資本論の「起源」」として読む
- d.価値形態論をAプロット/疎外論をBプロットとして読む