クレジットカード(与信ビジネス)とは別物で、発想はむしろプリペイド/電子マネー寄りです。ステーブルコイン(信託型・JGB等を裏付け)は預り金を安全資産にプールして1:1償還を担保しますが、クレカは利用者に無担保の短期信用を与える商売です。
ざっくり対比
観点 | ステーブルコイン(JGB等で裏付け) | クレジットカード |
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本質 | 預り金の保全+決済トークン | 与信(貸付)+決済ネットワーク |
主な収益 | 準備資産(金利)+発行/送金手数料 | 加盟店手数料(MDR/インターチェンジ)+リボ/分割金利+年会費等 |
主なリスク | 運用・カストディ・規制/オペリスク | 信用(貸倒)・不正/チャージバック・規制 |
バランスシート | **準備資産=負債(トークン)**の1:1管理 | **売掛債権(カード債権)**を保有し回収 |
流通時間 | 24/7 即時最終性(オンチェーン) | 事後清算(バッチ)+銀行営業時間依存 |
利息の帰属 | 多くは発行体(ユーザーへ分配しない設計が多い) | 利用者の利払いが発行体収益に |
近い類似 | 電子マネー/プリペイド(分別保全) | 消費者金融+決済ネットワーク |
似ている点
決定的に違う点
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信用供与の有無:ステーブルは基本貸していない(預り金のトークン化)。クレカは貸している。
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裏付け資産:ステーブルはJGB等の安全資産を保有しつつ1:1償還を守る設計。クレカは顧客債権が主要資産で、資金調達は**預金・社債・ABS(証券化)**等。
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収益構造:ステーブルは金利(フロート)+小口手数料が中心。クレカは加盟店手数料+リボ金利が主軸。
業態の特徴とメリデメ(超要約)
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ステーブルコイン(信託型・JGB等)
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クレジットカード
結論(たとえ話)