探した範囲では、UMLetinoをDockerで動かす実例は1件かなり本命が見つかりました。
本命: manslaughter/umletino
Docker Hubに manslaughter/umletino というイメージがあります。説明は「Docker image umletino (web application umlet)」で、更新は8年以上前ですが、Pull数は10K+と表示されています。起動コマンドもDocker Hub上にそのまま載っています。
docker run --rm -p 8080:80 manslaughter/umletino
これでローカルのブラウザから、
http://localhost:8080
にアクセスする形です。
GitHub側のリポジトリ
対応するGitHubリポジトリは manslaughter03/docker-umletino です。READMEでは「Deploy umletino behind nginx」と説明されており、Docker Hubから起動する方法と、ローカルでビルドして起動する方法の両方が書かれています。
ローカルビルドの場合は、README上では以下の流れです。
git clone https://github.com/manslaughter03/docker-umletino
cd docker-umletino
./build.sh
./run.sh
ポートを変える場合は、たとえばこうです。
./run.sh 9000
この場合は、
http://localhost:9000
を見る形になります。
中身の方向性
このDocker版は、READMEにある通り nginxの背後でUMLetinoを配信する構成です。さらにビルド手順では「gwt-builder and nginx」と書かれているので、UMLetinoのGWT由来のWebアプリをビルドし、nginxで静的配信する発想だと思われます。
UMLetino自体は、論文側でも「UMLetのWeb版」として説明され、UMLetのミニマルでテキストベースのGUI思想をWebへ移したものとされています。保存方法としてブラウザのlocal storage、ファイルのdrag and drop、Data URIによるexportなども説明されています。
ブログ実例
「実際に使ってみた」系のブログとしては、Rijkswatchの “UMLet UML drawing & scripting” が見つかりました。ここではUMLetを、スタンドアロン版、Eclipseプラグイン、Web hosted edition、つまりUMLetinoを含むツールとして紹介しています。UMLetinoのセルフホスト手順ではありませんが、UMLet/UMLetinoの使い味、テキスト仕様で図形を編集する感覚についてはかなり参考になります。
注意点
かなり大事なのは、manslaughter/umletino は更新が8年以上前という点です。Docker Hub上でも最終更新が古く、GitHubリポジトリも小規模です。動作検証用やローカル観察用にはよさそうですが、公開サーバーでそのまま使う場合は、nginxやベースイメージの古さを疑ったほうがよいです。
結論としては、
動かすだけなら docker run --rm -p 8080:80 manslaughter/umletino が最短です。
ただし、現代の公開運用ではなく、UMLetinoの構造観察・ローカル実験用として見るのが安全です。