2016年12月4日日曜日

デ・レ・メタリカ

デ・レ・メタリカ―近世技術の集大成ー全訳とその研究 (1968年) 


全12巻から成り立ち、アグリーコラがヨアヒムスタールで1533年から1550年にかけて著した書物で日本語訳では『金属について』である。初版はバーゼルでアグリーコラの死亡より4ヶ月目に刊行された。
第1巻は学問、第2巻は鉱山師の心得や採鉱、第3巻は鉱脈亀裂について、第4巻は測量方法や鉱山師に関するもので、第5巻も測量に関するもので、第6巻は採掘道具や機械について、第7巻は鉱石について、第8巻は鉱石の砕き方や焙焼方法、第9巻は鉱石の融解方法、第10巻は貴金属非金属分離する手段について、第11巻はを分離する手段で、そして第12巻はミョウバン硫黄やガラスの製法に関するものである。

2016年10月10日月曜日

トレパネーション(穿頭術)とは? 12,000 年の歴史・医学的背景とおすすめ書籍


トレパネーション――頭蓋骨に小さな孔を開けるこの古代外科手術は、旧石器時代の遺骨から現代の救急医療まで連綿と続いています。最新の研究によれば、インカ帝国では生存率が80%を超え、現代の「穿頭術」は急性硬膜下血腫の標準治療として用いられるなど、迷信から実証医学へと役割を変えてきました。この記事では12,000年に及ぶ歴史年表と医学的意義を概説し、理解を深める書籍・漫画・資料を厳選して紹介します

Trepanation: History, Discovery, Theory (Studies on Neuropsychology, Development, and Cognition)


医療の歴史: 穿孔開頭術から幹細胞治療までの1万2千年史

  • 紀元前10,000 頃 : ヨーロッパ旧石器人の頭骨に多数の trepanation 痕。

  • 紀元前400 – 前1532 : ペルー高地のインカ族。木製器具での削孔に進化し、術後感染が激減し生存率80–90 % ScienceAlertScience News

  • 古代ギリシア : ヒポクラテスが脳外傷治療として記述。Mental Floss

  • 19世紀 : 南北戦争では同様手技の生存率50 %以下。Smithsonian Magazine

  • 現代 : 電動ドリルで数㎜の孔を開け、内視鏡やドレーンを併用。

◆ 成功率と倫理的論点
インカ期の高生存率は、切削ではなく“削り取り”技法による軟組織損傷の低減と薬草消毒が要因と分析されています。一方、1960–70年代のカウンターカルチャーでは「意識拡張」を目的に自己穿頭を試みる例もあり、倫理・法的議論が絶えません。現代医療では厳格な適応・無侵襲化が進み、慢性硬膜下血腫での合併症率は5 %未満と報告されています。


2016年9月18日日曜日

未来を動かすソフトアクチュエータ

未来を動かすソフトアクチュエータ

★ やわらかい素材、柔軟な動作、優れた加工性などの特徴から、ロボット、医療、福祉ほか様々な分野での応用が注目されているソフトアクチュエータ!
★ 最も実用化が進んでいる高分子アクチュエータに加え、次世代アクチュエータとして期待されるバイオアクチュエータを一挙紹介!
★ 各種材料や応用技術のほか、モデリング・制御、開発状況・市場動向まで徹底解説!
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フィッシャープライス プログラミングロボ コード・A・ピラー