2016年4月30日土曜日
2016年4月29日金曜日
物理方程式あるある
世界でもっとも美しい10の物理方程式
- 世の中に影響を与えた美しい10の方程式を解説
「不 満はやがて自暴自棄をもたらした。1889年、アイルランドの物理学者ジョージ・フィッツジェラルドは、パラグラフがひとつしかない短い論文ーー文章も たった五つしかなく、式は一切含まれていないーーを書き、そのなかで、マイケルソン=モーリーの実験をマクスウェル、ニュートン両方の体型と調和させるこ とのできる「ほとんど唯一の仮説」は「物体がエーテルのなかを、つまり、エーテルに逆らって運動する際に、光速に対する物体の速度の比を二乗した値で決ま るある量だけ、物体の長さが変化する」というものだと述べた。
(略)
もうひとりやけくそになった人物が、オランダの理論家、ヘンドリック・ローレンツだった。」
とにかく訳文がうつくしい ドレの神曲 谷口江里也訳
ドレの神曲
「浮世は目に見えない煙で一杯だ。目は開いていても、見てはいても、結局視てはいないのだ。それに君たちはいつでも、どうして?とすぐに理由を求めようとする。訳が判ったら、それでどうだというのだ?」
・「蜂 はどんなに遠くへ行き、花の中に潜り込み向きを違えて出てきても、だれにも教えられることなく、おそらく考えることすらせずに、一直線に巣へと向かう。渡 り鳥が故郷を目指す、流れを超えて川を上る魚は決して誤ることがない。おそらく人間にとって愛とは、そうした初源の力なのだ。」
ボルヘスの「神曲」講義
IC界の再帰関数 低価格タイマーIC555
タイマーIC LMC555CN
- オリジナルは1971年、Signetics社によって開発された
- 発売時の呼称は"The IC Time Machine"であった
- IC555は抵抗とコンデンサの組み合わせで発振周期を決めることができる
- 二つのコンパレータとFlipFlopがタイマー発振を可能とする
Tweets about IC555
カーネルの本質を知り演習形式でLinuxの勘所を捉える
実習Linuxカーネル―理論と実習 カーネルを効率的に理解するための実習書
この書籍は概要編と実習編からなる
概要
- カーネルの本質はリソースの抽象化にある
- カーネルが提供する抽象化されたリソースに対しては、ある統一した手続きにで、デバイス(装置)にアプローチできる
- 本質的に、プログラムは計算機械(マシン)を操作する手段といえるが、マシンの細かい仕様(個々の装置に対してどのような信号を送れば動作するのか)を知らなくても、カーネルを通じて命令を送ることができる
- あるいは、仮想的な機械を想定して、コンピューター上に同じ手続きで装置を作ることもできる。メッセージやセマフォといった仕組みや、いわゆるデータ型オブジェクトといった概念も、このリソースの抽象化が実現させている
- プロセスとはリソースの中でも、プログラムを実行するCPU操作の抽象化である
- Linuxにおいてはリソースの操作はプロセスによって行われることが大前提である
- OSは「プロセスとリソースを管理」し、それらリソースの「メモリを管理」し、外部接続されていたり仮想的だったりする「デバイスを管理」し、それらデバイスへの媒体となる「ファイルを管理」する
実習
- とりあえずカーネル変数を/porcを使って読み込んでいく
- 並列処理を考慮に入れたLinux上のプログラミングを体験する
- ソーネルのソースを読んでみる
- カーネルの一部となる、スーパーバイザーモードで動くプログラムを作る
- システムコールの追加
- 共有メモリ機能の変更
- 仮想メモリ機構の理解とチューンナップ
- プロセス間の同期メカニズムである「イベント」について学ぶ
- スケジューラの変更
- プロセス間で利用するパイプをデバイスドライバとして実装
- ディスクドライバの変更
- ファイルシステムの作成
- 1973年 ニューヨークで開かれたSOSPのワークショップにおいてデニスリッチーとケントンプソンによって”The UNIX Time-Sharing System (Abstract).”が報告される
- 1969年からから開発が始められたUNIXの設計思想が知られ始めたのは1973年のSOSP報告書による
- UNIXの設計思想には二つの新たな方向性があった、一つはOSの小規模化と機能の軽量化であった
- 1973年時点で、OSと呼ばれるソフトウェアは大規模、多機能なソフトウェアという考え方が多い中、UNIXの設計思想は革新的だった
- 大学を中心にUNIXは普及し始め、1990年代にはメジャーなものになっていったが、同時に肥大化、巨大化していった
- 1991年に開発が始められたLinuxは初期の設計思想に基づいた小規模化、軽量化が推し進められている
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